
元ヤクザが集まり、国内はもとより海外でも活発な活動を続けているミッション・バラバが、本年より新体制になり1月15日、千紫県船橋市にあるシロアムキリスト教会を会場に、結成第一回目の集会が行われた。新会長はシロアムキリスト教会牧師の鈴木敬之氏(四一)。約3年前、アーサー・ホーランド氏の呼びかけで、高原芳郎氏を初代会長にスタートしたミッション・バラバは、高原氏からアーサー氏へと引き継がれ、鈴木氏は三代目、メンバーは鈴木氏を含め七人となった。アーサー氏は、今後顧問という立場で見守っていくことになる。
「結成から三年が経ち、ミッション・バラバのメンバーもそれぞれの教会で仕える人に成長しました。一九九七年度からはバラバが独立して働いたらどうですか」。昨年末、アーサー・ホーランド氏からこのような動めがメンバー全体に対してあった。これをうけ、バラバのメンバーによる話し合いの結果、鈴不敬之氏を新会長に九七年度より新しい体制でスタートすることとなった。
一月一五日当日は、午後一時からと七時からの二回の集会が持たれ、約一〇〇人が集まった。集会は冒頭から主への賛美と祈りが捧げられ、礼拝形式でスタート。数曲の賛美の後、鈴木氏がミッション・バラバの誕生から新体制となった現在までの経緯を説明、メンバー全員の紹介もなされた。
二人の姉妹による、手話とゼスチャーを交えたソウルフルな賛美もあり、舎場は徐々に盛り上がりを見せていった。
その後、鈴木氏を除く六人のソンバーが、一人ひとり救われた証しを、一人約三〇分間語った。
二二歳でヤクザとなり、覚醒剤の幻覚症状から三回の自殺未遂をし、仕事先で出会った女性から聖者をプレゼントされたことがきっかけでクリスチャンになった井上薫氏(三九)。−井上氏はこの女性との結婚を相手方の両親に反対されながら七年間待ち、この一月十二日晴れて結婚。
北海道生まれで、中学時代から悪の道に走り、結婚の申し込みをした女性がクリスチャンだったことから教会へ行くようになり、それでも一人の人を憎み続けていく中で、涙ながらの悔い改めに導かれ、「罪を赦すのは真の神しかいない」と確信した中島哲夫氏(四七)。
在日韓国人三世として大阪に生まれ、中学校までは教会に行きながら、高校の時からぐれ始め、お金に引かれてヤクザの世界に入ったが、父親の病気を通してもつ一度神さまに立ち返ったという金沢泰裕氏(三二)。−現在、生駒聖書学院の三年生。
一七歳で新宿歌舞伎町の路上でヤクザにスカウトされ、強盗事件まで起こして刑務所に入り、刑務所の中で聖書に出会い神を信じたという信田和富氏(三〇)。−今回、新しくミッション・バラバのメンバーに加入。
山口組と大阪戦争と呼ばれる抗争を争った組長であり、日本最大の覚醒剤の卸元でもあったが、クリスチャンの女性と結楯したことがきっかけで教会に行くようになり、十二日間の断食の中でイエスさまと出会い、組長を辞めた吉田芳幸氏(五四)。
小さいときに両親が離婚、不公平な世の中に反救われた時の感動を思い出し、多くの人が涙を流した。
その後講壇に立った鈴木氏も、涙ですぐには話しが出来ない状態だったが、前日のミーティングで「救われた時の感動を忘れないようにしような」と全員が確認しあった事を紹介。続いて「証しを聞いてイエスさまを私も信じるという人はいませんか」との呼びかけがあり、数名の人がキリストを信じる決心をした。
また、「クリスチャン生活がマンネリ化して、救われた喜びもなくなり、イエスさまが一番ではなくなっていませんか。もう一度はじめの愛に立ち返り、主に用いていただきたい方はいませんか」と問いかけがなされると、ほとんどの人が立ち上がり、祈りが捧げられた。
◆「ミッション・バラバとその妻たち」と題して、メンバーの夫人たちが証しする集会をイベントとして定期的に行う。
◆韓国人女性を妻に持つメンバーが多いので、春には訪韓し、各教会で集会を行う。(これまでも度々訪韓し、従軍慰安婦が前にずらっと並ぶような前でも集会を持ち、素晴らしい和解の時が持てたという)
◆全国の教会に仕えてゆく。(特に、田舎などで苦闘しながら伝道している教会へは、自腹を切ってでも行きたいという頗いを持っている)などがあり、新体制での活躍が期待される。
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